ヤマトシロアリの羽アリ発生の瞬間を撮影しました。
シロアリ駆除工事を行っていた兵庫県宝塚市のお宅です。
駆除工事のきっかけは羽アリ発生したのではなく、玄関の柱に初期のシロアリ被害があった為でした。
薬剤処理の前準備をしていると、和室から羽の生えた虫が出てきたから見てほしいと奥様が言われました。
見に行くと、窓サッシの隙間から羽アリがまさに飛び立とうとする瞬間でした。
サッシと柱のわずかの隙間から約10分の間に、100匹以上の羽アリがゾロゾロと出てきました。
羽アリの発生は短時間の為、私達シロアリ駆除の専門家でも毎年3?5回ぐらいしか立ち会うことができません。
大抵は発生した後に住民からの連絡があるので、短命の羽アリの死骸か、自分で落とした羽を見ることが多いです。
右は自分で羽を落として歩いている写真です。
もっと詳しい写真はシロアリの種類・生態・写真をご覧ください。
発生は短時間で終わってしまうので、一過性の現象で何事もなかったのように忘れられることが多いです。
しかしその後の対応によってマイホームの寿命が大きく変わっていきます。
重要なことは、羽アリ発生付近の床下や壁内に材木を食べるシロアリが大量に生息しているということです。
そのシロアリ駆除や調査を怠れば土台や柱が食べられ続けるというわけです。
対応は羽アリ 羽蟻が発生したらをご覧ください。
例年近畿地方では4月後半から5月までが発生時期になります。。
今年は4月21日から急激に温度が上がっていますので、例年よりハイペースの発生状況です。
万が一お宅で羽アリを見られた場合、シロアリ調査をして対策を行ってください。