大阪府吹田市の木造住宅ですが、家の外側からシロアリが蟻道を作成し侵入していました。
シロアリ調査時、土台に被害を確認しましたが床下側には侵入経路がありません。
建物北西の角で日当たりが悪く、住民でさえ普段行かない外側に原因がありました。
シロアリ駆除時の注入薬剤が、シロアリの食害空間を通じて別の箇所からあふれ出ています。
シロアリの侵入経路の9割以上は床下側です。
シロアリは光、通風と乾燥を好まないので、その条件に合致する最たる場所が床下なのです。
今回の場所は床下より日当たりは良いですが、ジメジメした環境で彼らは悠々と侵入できました。
人がよく行く場所であれば、発見も早かったと思います。
幸い大切な土台等は致命的被害に至らず、駆除処理として薬剤注入処理だけでOKでした。
後1年でも発見が遅れていれば、駆除費用の数倍以上の復旧費用が必要になっていたと思います。
床下と違い家の外面の蟻道や被害は、一般の方でも発見可能ですので、定期的に見回ったらよいと思います。