西宮市の築後35年経過した家屋のシロアリ被害と駆除写真です。
買い替える為家具を移動した時、隠れていた柱にシロアリの食害痕が見つかりました。
床下調査により真下の土台にも被害があり、シロアリ駆除を依頼されました。
こちらの家の様に家具等を移動した時、住民がシロアリ被害を発見することが多々あります。
隠れていて普段目につかない柱等の被害が多いです。
シロアリは暗い場所を好んで食害し生息します。
普段は床下の土台等を食べることが多いのですが、光が物で遮断された場所の木も床下と同じ様な被害になります。
この家は床下土台もかなりの被害でしたが、床上柱も大きなものでした。
ただ二階が無い場所で、その柱等にかかる建物重量は小さいのが救いでした。
二階までの通し柱であれば、耐震強度のため補強の必要がありました。
通常シロアリの被害は下から上(床下から床上)に拡がります。
結果床上の被害より床下の被害の方が大きくなります。
床上の被害を住民が見つけて、自分で駆除される方がたまにおられます。
ほとんどが薬局、ホームセンター等で買った薬剤を被害柱だけ吹き付けて終わりです。
処理した柱の被害は収まりますが、完全な駆除では無いので周辺の被害がかえって大きくなります。
市販薬剤の駆除効果が無いのではありません。
使う場所、使用量が間違っているのです。
相手は動く生き物です。
生態、家の構造を把握した上で、的確な場所、使用量で処理をしない限りシロアリからマイホームは守れません。
シロアリ被害を見つけた場合、専門家による調査を依頼し、的確な対応をされることを強くお勧めします。