大阪府池田市でのシロアリ駆除作業です。
外壁に直径4mmの穴をコンクリートドリルで開け、特種ノズルを使用し薬剤を注入しています。
シロアリ対策処理のほとんどは床下作業ですが、床下から処理できない玄関や勝手口周辺の壁内、風呂等の場所は上記のような方法で行います。
床下は人が入る事により、土台等の材木を目視しながら薬剤処理が出来ます。
作業するしろあり防除施工士も被害有無、程度を確認でき、薬剤の浸透具合を確かめながら駆除処理できるので、確実な結果を出せます。
しかし玄関等の壁内はめくらない限り確認できません。
防除施工士は床下からと周辺の構造、蟻道の有無等により、どの場所にどの程度薬剤を注入すれば、最高の結果を出せるかを考えながら処理を行います。
ファイバースコープを使用しながら処理する時もありますが、可視範囲が狭いので補助の役目になります。
薬剤注入処理後目地を行いますが、美観を考えてなるべく目立たない場所を選定し穴を開けます。
小さい穴ですので、注意して探さないとわからないほどです。
その極小穴から壁内に均一に、又は必要な箇所に薬剤を届かすのに私たちは色々なノズルを使用します。
この場所は構造上や蟻道、雨漏れ、周囲の被害無等の条件により被害は無いことを確認し、今後の予防に重点をおきました。
一般の方にとって予防は駆除より簡単と思われています。
私たちはその逆です。
駆除の場合、その場所を確定し、そこに重点処理をすれば成果が出ます。
しかし予防は現在被害がなくとも、たとえ一日後でも未来のことは誰もわかりません。
対策として、壁内に均一に薬剤を届かし浸透させ、無処理の場所が無い様にしなければなりません。
気の抜けない作業です。
今回上記の目的を達成するのに、広範囲に薬剤を噴出する四方ノズルを使用しました。
字のとおり壁内で四方向に薬剤処理することが出来ます。
通常ノズルでは薬剤の多い少ない箇所が出やすいですが、これは平均的な薬剤量が期待できます。
写真に写っていますが、基礎にあふれた薬剤染み出ています。
その場所、量を確認しながら薬剤注入処理を行います。
注入後コーキング、目地セメント等で穴を埋めれば終了です。
もちろん美観を考えながらですが。