奈良県香芝市にお住まいのご主人が見つけられたヤマトシロアリの被害です。
風呂扉枠木の塗装表面が波打っているのに気づかれました。(左写真)
指で軽く押してみると表面が皮一枚残っているだけで、内部はスカスカ状態です。
見える場所でこの状態です。床下調査の必要を感じ当社にシロアリ調査を依頼されました。
床下調査してみると、予想通り風呂周辺に被害が確認できました。
土台には比較的シロアリに強い檜材を使用していたので、大きなダメージはありませんでした。
しかし、根太(ねだ 床板を直接支えている細い木)はシロアリが好むベイマツでしたので、食害もかなりのものでした。
シロアリ駆除と共に根太補強も必要です。
ご主人と奥様にヒヤリングしてみると。
枠木の異変を気づかれ行動されたのはご主人ですが、奥様は2年前から少し気にしていたそうです。
ただ触るとか具体的には何もされず、今年になって波打っている状態がすこし大きくなってきたかなと思ってられました。
奥様が異変に気づかれた2年前にシロアリ調査をしておけば、被害も微々たるものだったと思います。
シロアリ被害は一般の方ではなかなか発見しづらいものです。
理由として見ることが少ない床下から被害が進行するからです。
私達しろあり防除施工士は床下に入ることによって、住民より早く見つけることが出来ます。
それと生態を熟知していますので、建物構造、築年数、床下環境(通風、床高さ、カビ発生の有無)等によって推測することが出来ます。
一般の方が床下に入って見たとしても、何倍かの確立で早期に発見できると思います。
シロアリ調査を行い、早期発見をすることはマイホーム維持には大切です。
しかし依頼することに、色々な理由で躊躇される方もおられるのも事実です。
それであれば一度自分でしてみたらどうでしょう。
手遅れになった場合、シロアリ駆除費プラス補修費が必要になるかも知れません。
こちらのご主人と奥様の対応の違いを考えてください。
おかしいと思われる箇所があれば、その時専門家を呼べば良いでしょう。
具体的には下記のチェックポイントを参考にしてください。
1.羽アリの発生を確認した。
2.蟻道を見つけた。
3.材木表面が波打っている。
4.材木を叩くと空洞音がする。
5.材木、畳の表面が変色してきた。
6.床板がブヨブヨしてきた。
7.木、クロス等に小さい穴が開いてきた。
8.木、クロス等に土のようなものが盛っている。
9.家の周りの木にシロアリがいた。
上記の中で一つでも該当することがあれば、下の無料床下調査申込からご連絡ください。
又、調査依頼はまだ決心できないが、相談だけでもしたいという方は匿名OKのお問合せフォームからどうぞ。
シロアリの被害もご覧ください。