大阪市住之江区でリフォーム完了後3ヵ月で、羽アリが発生した現場のシロアリ駆除作業です。
リビングの床板を撤去し、新たにフローリングを張替えています。
しかしヤマトシロアリの羽アリが発生し、床下調査してみると土台に蟻道が多数確認できました。
補強した場所に薬剤を注入すると、食害されて元の木の空洞を伝い、別の場所から流れ出てきます。
リフォームは予算ぎりぎりで行うことがよくあります。
工事段階で新たな不備が見つかることも、これもまたよくあることです。
改善するには別途費用が必要ですが、お客様は金額が増えることを余り喜びません。
対応策として、工務店は不備を予想して別途概算見積りを計上する場合があります。
そうすることでお客様は最大の予算額を想定できます。
不備がなけければ減額という考え方です。
しかし近年リフォーム業界の価格戦争は凄まじいもので、一万円でも安くお客様に提示し工事受注をしていかなければなりません。
そのような時、不備改善の見積りは出しにくいのかもしれません。
実際不備が見つかった時はどうなるでしょう。
お客様に追加費用が必要なことを説明し、GOサインが出て改善工事ができます。
出ない場合は予算内でできる限りのことをするのが、一般の工務店でしょう。
しかしこの家をリフォームした会社は、不備(今回はシロアリ被害)があること、改善には追加費用が必要なこと等一斉説明が無かったそうです。
床板をすべてめくっている時、一般の方でも見たらわかるシロアリ被害ですので、工務店の人も当然把握していたと思います。
家主はその時説明があったら、予算にもよりますが、何らかの対応を工務店に依頼していたそうです。
実際床張る前に処理をしていたら、今回より低予算でできました。
シロアリ対策も床下のリフォームです。
床下、壁内、天井上、風呂等の普段見ない所がオープンになるリフォーム時こそが、シロアリ対策の一番良い時期です。
お忘れなく。