大阪府枚方市の築80年家屋のシロアリ駆除作業です。
3年前に大リフォームをしていますので新築に見えますが、隠れた梁は80年前の材木です。
ヤマトシロアリの羽アリが発生し、駆除作業に至りました。
壁材をはずし被害を確認しながら作業をすべきですが、予算上できませんでした。
ご主人がリフォーム前後の写真を撮影していたので、梁の位置、太さ、痛み具合など把握できました。
それによると太く立派な材木で、当時被害は無いようでした。
その後1、2数年でシロアリが発生したことになります。
リフォーム前の梁はむき出しです。明るい空間ににあり、空気に触れていました。
その後、ベニヤ材で囲まれクロスを貼ったことにより、梁の環境は大きく変わりました。
暗く、風の流れが少ない環境です。それはシロアリが好む環境でもあります。
たとえば寺を考えてください。柱、梁等は隠れていません。
材木が呼吸しやすい構造です。
現在の家屋には柱等は隠れて見えません。
それらが呼吸しにくい環境になっています。
処理は梁の位置がわかっていましたので、小さな穴を開け、薬剤注入を行いました。
薬剤は防蟻性能と防腐性能をもった薬剤を使用しました。
水性の防蟻薬剤だけではシロアリ駆除は可能ですが、水分が乾燥しにくい場所なので腐朽の可能性があるからです。
いくら駆除できても梁が腐る様では処理した意味がありません。
これからも最低限の予算で最大の効果が発揮できるよう、オーダーメードの処理を提供していきます。