京都府南丹市、築30年の空き家で見つかった大きなシロアリ被害です。
4年間人が一切住まず、窓も閉め切りになっていたそうです。
写真のように上がり框はボロボロで、この状態ではシロアリ駆除どころではありません。
床下調査をしたところ、一部ヤマトシロアリの蟻道(右写真)は確認できましたが、大規模修復の必要はありませんでした。
当社の兵庫県川西市と南丹市園部町は距離こそ30キロメートル少々ありますが、交通量も信号も少なく、下道を走っても1時間かかりません。
近隣の亀岡市はもっと近く、同じ京都府内の南部の市からより移動しやすいです。
その為かこの地域からのシロアリ調査や駆除依頼は多いです。
渋滞も無いので、距離が近い大阪市内より移動時間が少なくて見ます。
今回も南丹市の不動産会社からの調査依頼でした。
持ち主から家売却の依頼を受けたのですが、見た目あまりにも大きな被害なので、販売できるか判断が難しかったそうです。
前述したように、一番目立つ場所の被害は大きかったですが、土台、柱等の重要な材木は軽微な被害でした。
調査後、床下被害写真と所見を書いた報告書を提出しました。
約1ヵ月後、こんどは工務店と補修とシロアリ駆除作業の打ち合わせがありました。
もちろん上がり框は交換になります。
それと何本かの根太の交換で建物強度補修は終わります。
後はクロス、玄関ドア交換、フローリング貼り、外壁塗装等、購買意欲アップの為のリフォームになります。
今回のシロアリ調査と駆除作業では、売主様と不動産会社に大変感謝されました。
被害が大きすぎて、両者とも建物価値が無いかもしれないと思ってられたからです。
何十万円かの補修費追加になりましたが、大きなゴミとならず、新しい命を吹き込まれ、新しい人のマイホームになれました。
この仕事を続けてきて良かったと思える現場でした。
こちらのシロアリの被害もご覧ください。