大阪府茨木市の駆除現場写真です。
写真では少し判りにくいですが、ブロック基礎上の土台と根太に蟻道が確認できます。
シロアリは材木表面より内部を好んで食害します。
その駆除対策の為、木材要所にドリルで穴を開け(穿孔処理)、薬剤注入処理が必要になります。
床下総ての木部に穴を開けるのではありません。
開けて薬剤注入処理が必要な箇所のみの作業です。
被害が無い場所や隠れた基礎、木材が無い場合穿孔処理は行いません。
表面散布や部分散布処理で充分です。
防除士には、その木の穿孔処理の必要、不必要を瞬時に判断する能力が求められます。
大量にある床下木材の隅々を、ゆっく考えながらしていたら作業は終わりません。
かといって、必要場所に穿孔せずに完全駆除できなかったり、不必要な場所にした場合少なからず材木強度を落とすことになります。
99%では充分な結果は出ませんが、101%はかえって弊害が出ることもあります。
100%の技術、能力を出すのは至難の業ですが、それに向けて日々鍛錬です。