兵庫県伊丹市の木造新築シロアリ予防処理です。
この現場は施主と建築業者のこだわりがあって、写真の様に頑丈なベタ基礎構造です。
図面を拝見しましたが、規格以上に太く、細かいピッチで鉄筋が配筋されています。
又私にはわかりませんでしたが、質の良いコンクリートを使用し、3から4階建てのビルでもOKの基礎だそうです。
その様な建物にシロアリが侵入することは有り得るでしょうか。
唯一可能性があるのはコンクリートから立ち上がっているパイプ周辺です。
写真では見えにくいですが、コンクリートと塩ビパイプの違った材質の境界に小さな隙間が確認できます。
人間から見ればなんともない隙間ですが、シロアリにとっては悠々と進入できる間隔です。
今回はその様な場所(計8ヶ所)を重点に薬剤注入処理を行いました。
他はほとんど薬剤処理はしていませんが、完成後3と5年目に床下点検を行うようにしています。
広範囲に無意味な薬剤散布するだけが、シロアリ業者の仕事ではありません。