風呂のシロアリ駆除処理写真です。
宝塚市築20年の木造家屋でシロアリ調査を行い、洗面所と風呂に被害を確認しました。
他の箇所には被害は無く、その箇所は予防処理を行いました。
シロアリ駆除の方法は建物構造、シロアリの種類、被害場所、被害程度によって大きく変わります。
今回はヤマトシロアリの初期の被害で風呂場周辺の駆除処理になります。
在来風呂の構造は他の場所とは大きく異なります。
和室、洋間、廊下や押入れ等には大抵床下に空間があります。
高さは高低ありますが、通常人が入っていける構造です。
しかし在来風呂には人が入れる床下空間がありません。
和室等は、防除士が床下の材木の被害有無を確認しながら処理することができます。
しかし風呂はその作業ができないし、その様な場所に被害が多いです。
見えない場所ですので壁内、床内の構造確認が重要になります。
シロアリが生きていく為には有機物の材木等が必要です。
風呂内の土台や柱等の木の場所、高さを把握する必要があります。。
私たちしろあり防除施工士は生態だけでなく、建物構造等にも熟知しなければなりません。
幅広い知識と経験が伴って、最大の効果を挙げることができます。
この風呂構造をわかった上で、壁、床に穿孔処理(通常タイルの目地に極小の穴を開け)後、特殊ノズル(四方向から薬剤が噴出)を使用し、壁、床下内に均等に薬剤注入処理を行います。
処理後の穴はコーキングやセメントで目地を行います。
終了後2時間後には、風呂の使用が可能です。