大阪市淀川区の住宅で三階に被害が確認されシロアリ駆除を行いました。
二階までの食害は良くありますが、三階までは当社でも久しぶりでした。
復旧工程に合わせてのシロアリ駆除作業でした。
これほどの被害になった理由はいくつかあります。
第一に窓枠と外壁の境にヒビ割れがあり、そこから長年にわたり雨水が壁内に染み込んでいた事でした。
シロアリは他の生物と同じ、生きていく為には水分が必要です。
それどころか、含水率、湿度とこれほど水に敏感な生物はあまりいないと思います。
水が必要だからといって、内部までびっしょり濡れた材木はあまり好まないようです。
適度に湿気があり、少々腐りかけた材木を最も好みます。
三階の壁内はまさにその条件ピッタリでした。
第二に床下基礎がコンクリートでなくブロック基礎であったことです。
シロアリはブロックの穴を伝い、外部にさらされる事無く、土台に侵入できたのでした。
シロアリは風の流れを嫌います。
穴の中は無風でシロアリにとって快適な空間です。
第三に床下に廃材が散乱していたことです。
今まで何回か書きましたが、シロアリに餌を様なものです。
この様にシロアリにとって気持ちいい建物であったということです。
シロアリ駆除、床下調査はもちろん重要です。
そして雨漏れ、水漏れと水と関係したトラブルは早めに対処されることをお勧めします。
ろくな事はありません。