大阪府枚方市の住宅で風呂リフォーム時に見つかりました。
写真はタイル壁を解体して現れた下地木材のシロアリ被害です。
シロアリは一般的に木の年輪に沿って食べます。
年輪は春から夏にかけて成長する早材と、夏から秋にかけて色の濃い部分を晩材からなります。
シロアリは成長が早くやわらかく早材を好んで食害し、硬い晩材を食べ残す傾向があります。
大阪府枚方市にはヤマトシロアリが生息しています。
イエシロアリとアメリカカンザイシロアリは現在のところ確認に至っておりません。
枚方市には古くからある町並みと、近年開発されたニュータウンが混在しています。
建築後35年を越す家屋の多くはシロアリ対策がほとんど考えられていませんので、シロアリが発生し被害にあっているケースが多いです。
既に駆除をされていても、その後10年以上経過している場合、調査や再処理をご検討されるべきです。
ニュータウンでも15年から30年前に建築された家屋は、新築時にシロアリ予防処理を行っている場合が多いです。
しかし、その時の薬剤効果は現在期待できませんし、ベタ基礎構造でない場合、簡単にシロアリの侵入を許してしまいます。
建築後15年未満の家屋は、シロアリ対策や床下通風対策、ベタ基礎構造等シロアリが侵入しにくい構造が多いです。
しかし安心は禁物です。定期的なシロアリ診断は受けてください。