兵庫県伊丹市築18年の住宅で撮影しました。
蟻道の中を活発に行き来するヤマトシロアリです。
以前にも書きましたが、シロアリの家は土壌、材木は職場、蟻道は通勤道と思ってください。
活発に行き来するということは、職場である土台、大引け等の材木に多くのシロアリが通勤しているということです。
調査してみると蟻道の先の土台は補強の必要はありませんが、かなりの被害になっていました。
シロアリの生息年数と活動数に比例して被害が大きくなります。
シロアリはクロアリのように庭先等を自由に移動することはなく、床下等の暗い場所に蟻道というトンネル道を作り、その中を移動します。
そのため一般の方に目に付くことが少なく、発見が遅れ被害が増大するのです。
私たちシロアリ対策の専門家は友達の家に行っても、自然とシロアリ被害や蟻道を探してしまいます。
職業柄そうした習慣が普段でも出てしまいます。それって人としてどうなんでしょうか。