大阪府高槻市の築35年住宅で撮影しました。
大手不動産会社から中古住宅売買時の床下調査を依頼されました。
結果写真のように被害が確認され、シロアリ駆除の必要性があります。
ここは台所と風呂場との境界土台です。
見た目は大きな被害ですが、幸い芯は残っており土台の役目は十分果たしていました。
日本では中古住宅売買時に建物を調査することはまだまだ一般的では無く、近年少数ですが有料の専門会社ができてきました。
アメリカでは中古住宅の建物調査(ホームインスペクション)が常識となっていて、住宅の90%もの割合でホームインスペクションが利用されています。
調査は雨漏れ、水漏れ、構造部位の痛み、壁の浮き、基礎のひび割れ、それとシロアリ、腐れの有無と屋根から床下まで広範囲に多項目で行われます。
今回こちらの不動産会社からは初めてのご連絡をいただきましたが、ホームインスペクションの意味ではなく、シロアリ、腐れ調査だけの調査依頼でした。
調査時に撮影した写真と所見を添えて報告書を提出し、喜んでいただきました。
日本でもホームインスペクションが一般的になれば、中古住宅のメリット・デメリットを知ることにより、売主買主双方に公平な売買判断ができると思います。