兵庫県伊丹市の築5年目の予防処理です。
阪神淡路大震災以後、建築方法が大幅に変わりました。
床下構造ではそれまで布基礎(土台等の下だけがコンクリート基礎)が一般的だったのが、ベタ基礎(土台だけでなく、地面と接する底面にも鉄筋コンクリート基礎を使う)が主流となりました。
そのおかげで土壌から出る湿気やシロアリの侵入リスクは大幅に軽減されました。
シロアリの生態を大変勉強され、シロアリが進入しにくい建築工法を採用して家を建てられている業者もおられます。
しかし建築基準法を遵守しておればOKで、シロアリ対策は別段必要ないという方も多くおられるのも事実です。
そこでシロアリ対策を主業としている当社の意見です。
相手はシロアリであり生き物です。
人間がこれだけすれば大丈夫と思っていでも、それ以上動きをしてきます。
何故こんな所を食べるのか、生息しているのか、こんなに気温が低いのに動いているのかと驚かされることが多いです。
私も分厚いコンクリートを破ってまで、シロアリが入ってこないと思います。
ただ年数が経過するとコンクリートにひび割れができます。その弱点を突いてシロアリが侵入してくるケースを多く見てきました。
又この写真のように配管とベタ基礎のちょっとした隙間からでも入ってきます。
ここまでしているので大丈夫ではなく、どこか抜け穴がないかという目でみながらシロアリ対策を行っています。