大阪府堺市美原区築14年目のシロアリ駆除写真です。
写真は階段の被害です。左は階段の一段目の裏面に作った蟻道です。右は薬剤注入処理です。
奥様は夏ごろ階段の1、2段目に土がポロポロ落ちているのを気づかれていましたが、それがまさかシロアリの仕業とは夢にも思わなかったと言われました。
その後畳屋さんが畳を新調する時、和室の床板が食べられているのを見つけられ、駆除工事に至りました。
階段と和室は少し離れた場所にあります。そのような場合、家全体にシロアリ被害が広がっているケースが多いです。
案の定、あちらこちらに蟻道やシロアリ被害が確認されました。他の写真は後日アップしたいと思います。
築年数が浅い割には被害箇所が多いのですが、これにはいくつかの原因があります。
まずその地域がシロアリ多発地帯であるということ。
シロアリは羽アリの郡飛行動で飛火していきます。周囲にシロアリ発生の家が多ければ、自分の家に入ってくる確率は高くなります。
第二に建築方法によってシロアリ発生度は大きく変わってきます。
この家は基本的にはしっかりした建て方をされています。
惜しまれるのは、材木を土中に埋めて水道パイプを支えてたことです。
その木を伝って被害が拡大していたのでした。
水道工事会社の作業員は、その材木が将来シロアリを誘発するとは思っていなかったでしょう。
建築会社はその作業を見落としたのでしょうか。
この地域は同じ建築会社によって10件以上建てられています。
ということは同じ水道会社が同様の作業を行っていたと思います。
結果、同様のシロアリ発生状況になっている可能性が高いということです。
ご近所の方はそのことに気づかれているのでしょうか。