兵庫県三田市築60年家屋の駆除工事です。
古い家屋に良くある、低い基礎の上に乗せられた土台構造です。
何回か書いていますが、シロアリの家は土中で、土台等の木材は食べるという職場になります。
こちらの床下構造は家と職場がほぼ同じ高さにあるので、彼らは労せず木を食べる仕事が出来ます。
左写真ですが、低い基礎に通勤道に当たる蟻道が見えます。
蟻道はトンネルになっていて、内部をシロアリが行き来しています。
土と木が近い為、蟻道も短くて済むので簡単にたくさん作ります。
シロアリは飽きっぽくて、気まぐれで、めんどくさがり屋の生き物です。
簡単に食べれて、やわらかくて、適度の水分を含んだおいしい木を食べます。
逆に言えば、その様な木や場所を作らない様な家造りをすれば、シロアリ被害も抑えられ易いということです。
いったんシロアリが床下に侵入し、木が食べられたら右写真の様に木に穿孔処理を行い、薬剤注入処理をしなければなりません。
私たちも好き好んで穴を開けたい訳ではありませんが、完全撲滅の為には一部必要な作業です。