兵庫県尼崎市で撮影したシロアリ被害と駆除作業です。
3年前に羽アリが大量に発生し、その後出なかった築27年の木造家屋です。
写真のように局部的ですが食害され、ドライバーがなんなく突き刺すことができます。
放置しておくと、この状態が床下全体に拡がりますので駆除処理を行いました。
シロアリが発生していても、羽アリが毎年出現するとは限りません。
羽アリが活発に発生しない理由はいくつかあります。
一つとしてシロアリにとってその家が居心地が良いということです。
▲床下が湿気ている。
▲床下の風の流れが悪い。
▲廃材が多く、シロアリの餌がいくらでもある。
▲土台等にやわらかい外材を多用している。(シロアリはやわらかい材質を好みます。)
▲土台等が湿気ていて含水率が高い。
等の理由で、シロアリが生活しやすい環境の為、わざわざ羽アリを作りテリトリーを広げる必要が無いということです。
と言うことは上記の理由を排除した家を建てれば、シロアリ発生の確率は低くなるということです。
近年建てられる家は、全般的にシロアリ対策を考えたものになってきたと思います。
しかし築20年以上の家はあまりその様なことを考慮して建てられていません。
その結果シロアリ発生の確率は高いものになっています。
住宅は高価な買い物です。
それがシロアリに食べられてしまったら、泣くに泣けません。
これから住宅を建てられたり、買い替えをする場合、是非真剣にシロアリ対策を考えてください。
羽アリに関しては羽アリ・羽蟻が発生したらをご覧ください。