奈良県生駒市築後21年の木造住宅の床下調査写真です。
左は風呂側から洗面所床下に漏水している写真で、右はそれに起因よる木材腐朽(腐れ)です。
幸いシロアリの発生は無かったので、駆除処理の必要はありませんでした。
ご覧の通りベタ基礎構造で土は見えません。
又風呂はユニットバスではなく、在来式のタイル風呂です。
この組み合わせが漏水原因です。
以前はタイル風呂と床下が土の組み合わせが多かったです。
この風呂構造は、よくタイルの目地から水が床下に入っていきます。
浸透した水は湿気を呼びますが、土に無限大に浸み込みむので、水が溜まることはありません。
しかしこの家の様に、タイルの下に土があり、底がコンクリート構造では水が抜けません。
飽和になった水は、配管と基礎の隙間やヒビ割れ箇所から他の場所ににじみ出てきます。
その水は、家にとって大切な材木を腐らす原因となります。
しいてはシロアリの最も好む床下環境になります。
ユニットバスは割れたりしない限り、水漏れはありませんので、今回のような症状はありません。