大阪府八尾市の住宅で見つけた空中蟻道です。
蟻道とはシロアリが土壌から土台等に移動する時のトンネル道のことです。
シロアリは光や風を嫌い、又温湿度の調整の為、自分の糞で作くります。
通常はコンクリート布基礎や束石などの表面に作ります。
たぶん作り易いからだと思います。
しかし空中蟻道は読んで字の通り、土から空中に向けて上向きに作られます。
ただここもそうですが、ほとんどが木にたどり着かずに未完成です。
過去に何回か土から40cmほど上の大引け材木にたどり着いた完成形を見る機会がありましたが、写真を撮っていなかったのでそのことは今でも悔やんでいます。
この業界に入った時期、空中蟻道は珍しいと教えられていました。
実際はそうではなく、未完成ながらも良く見かけます。
他の写真も見てください。