兵庫県三田市築20年家屋のトイレ扉枠のシロアリ被害です。
奥様がトイレ扉枠に小さな穴が開いているのを気づかれ、シロアリ調査を依頼されました。
見ると扉枠材木の表面が波をうっていたり、ニス塗装に透明箇所(左の写真)等があり、多くの食害跡が見受けられました。
指で軽くさわるだけで、パリパリと材木表面がはがれ、空洞箇所が出てきます。(右の写真)
このようにシロアリは木の表面を残し、内部を木の年輪に沿って食べつくしていきます。
その為、一般の方では発見するのが難しい様です。
幸い床下の土台等の重要な場所には大きな被害はなく、大規模なシロアリ駆除や補修には至りませんでしたが、後にお聞きすれば扉枠、壁等の補修で10万円近くかかったそうです。
この程度の被害でも復旧にはそれなりの費用がかかります。まして土台、柱の復旧となれば桁が変わってくるかもしれません。
やはりシロアリ対策には予防や早期のシロアリ駆除が重要と思います。