材木の側面から薬剤を注入したら、底面から薬剤がザザ漏れ状態でした。
兵庫県宝塚市の築28年のお宅のシロアリ駆除作業中の写真です。
二年前より羽アリが出ているのは住民の方からお聞きし、
床下調査時に建物北面に多くのヤマトシロアリ被害を確認していましたので、
注意深く被害を確認しながらの駆除処理でした。
この材木(大引)は見た目に被害は見当たりませんでしたが、周囲の被害状況から怪しいと思っていました。
案の定、材木の一部はシロアリ食害により空洞ができ、そこを通じて薬剤が流れ出たのです。
自動車の安全運転講習でよく言われる大切な言葉ですが、シロアリ駆除でも同じです。
(被害がないだろう)ではなく(被害があるかもしれない)です。