兵庫県芦屋市築後32年経過した家屋の被害です。
シロアリは木材表面を残し、内部を食害する傾向があります。
その為、一般の人では被害発見が難しいです。
左写真の様に一部黒ずみ、腐れの兆候はありますが食害は無い様に見えます。
しかし右写真の様に、手で簡単に表面がはがせるくらいに内部は食べられています。
写真には家にとって非常に大切な土台が写っていますが、被害は軽微でした。
この食べられている材木は根太(ねだ)と呼ばれ、床板を直接支えている大切なものです。
土台より細いので、ちょっと食べられただけでもダメージが大きいです。
上の床板は2年前のリフォームで二重張りになっていましたので、床板強度で耐えていました。
そのようなリフォームは床板をめくらずに行いますので、床下を見ないケースがほとんどです。
その時、床下調査を行っておればここまで被害は進んでいなかったと思います。
そして今回のシロアリ駆除対策をしていなかったら、新たに張った床板にも被害が及んでいたことでしょう。