大阪府豊中市の住宅の床下から集めた廃材です。
この木の為に大掛かりのシロアリ駆除になってしまいました。
通常建築工程には、床を張る前に落ちた材木の切れ端やゴミの清掃作業があります。
しかしこの家を建てた建築会社、監督、施工大工はこの工程を省いていました。
このことが後々家の寿命を大きく短くする結果になったことを考えたでしょうか。
シロアリは生きていく為に、食料である木に集まってきます。
大切な家を支えている土台木材は、コンクリート基礎の上にあります。
シロアリは土台にたどり着くのに、長いコンクリート基礎を上がって行かなくてはなりません。
ここの床下は、廃材を高く積み重ねていました。
初め廃材を食べていたシロアリは、その後近くにある土台に簡単に進入し被害を大きくしたのです。
30分ほどの床下清掃を怠った罪は大きいです。