桧風呂桶のシロアリ被害です。
大阪府堺市の築18年のお宅で家全体は大変大きく、一階床面積は45坪もあります。
床下は重厚なコンクリートベタ基礎構造、土台等の材質は総桧材、床下通気も考えて建てられた木造家屋です。
上記の様な構造はシロアリにとっても進入は容易ではありません。
施主が入浴時、桶の角の小さな穴から白ぽっい生物が動いているのを見つけ、ビックリされ当社に調査を依頼されました。
台所、リビング、寝室、洗面所、廊下等人が床下に入れて点検ができる箇所は、シロアリの影響は皆無でした。
唯一床下点検ができない風呂内の桧材の桶だけに確認できました。
構造図面を確認すると、風呂桶周辺も重厚なコンクリート構造になっており、シロアリが進入しにくい構造のようです。
ただ風呂は色々な配管があり、それとコンクリートとの境目から進入するケースが多いです。
シロアリはわずかな隙間から入ってきて、唯一の木材である風呂桶を食べていたのでした。
施主とお話の上、風呂は薬剤注入処理でシロアリ駆除を行い、他の場所は有償床下定期点検を行うことにしました。
建築したのは大手ハウスメーカーで、三世代使える様万全の体制で造られたようです。
ただシロアリは生き物です。
人が想像する以上の動きをする場合があります。
完全、100%は有得ません。