防湿シートを敷き詰めています。
京都府八幡市の築18年のお宅のシロアリ調査時の写真です。
施主は新築時以来全く床下を見ていなかったので、調査を当社に依頼されました。
まず床下全面にサラサラした砂が拡がっていて、清潔感抜群で湿気も無く、最高の床下環境のように見えます。
しかし当社はこの様な床下の背後に隠された大きな欠点をたくさん見てきています。
これは現在では普通のベタ基礎コンクリート工法の少し前に流行した防湿シート工法と呼ばれるものです。 整地した土壌の上に湿気が出てこないようにシートを敷き詰め、その上に砂をかぶせたものです。
確かにこの処理をすることにより、シートの上面の床下空間の湿度は低く抑えられますが、ちょっと考えてください。
シートの下は土壌からの湿気が抜けなく、結露によって水滴がたまり、ひどいところでは田んぼの様な所もあります。
そこはシロアリだけでなく、色々な生物の格好の住処になります。
見た目は良いですが、臭いものに蓋をする発想ではないでしょか。