大阪府豊能郡豊能町のお宅での風呂のシロアリ駆除作業です。
風呂構造にはユニットバスと在来浴室の二種類があります。
前者は短期間の工期、防水性に優れる、比較的暖かい等の理由で現在の主流です。
後者は大きさや形の自由度が高い、材質も変えやすい等の長所があります。
それぞれ構造が大きく違うので、駆除方法も違います。
ユニットバスは地面をベタ基礎コンクリートにし、その上に壁天井等のユニット材を組み立てます。普通ベタ基礎と床材の間には人が入れたり、目視できる空間があります。
その為シロアリ駆除剤処理は床下から行えることが多く、壁等に穴を開けての処理は行いません。
在来浴室はモルタルとタイルで仕上げる方法で、床の下には空間が無く人は入れません。 年数が経過するにつけて、タイルや目地に隙間が開き湿気が溜まり、シロアリの発生になりやすいです。
風呂の床下に入れないのにどうして処理をするのでしょうか。
方法は床下と床上から穴を開け(穿孔処理)、薬剤を加圧注入するのです。
写真は床上風呂壁からの処理です。
左写真の様にタイルの目地交差場所に2.6mmの小さな穴を開けてます。
右写真は穿孔処理後の穴にノズルを差し込み、薬剤を注入します。
開けた穴は、目地セメントやコーキングで綺麗に埋めますので場所もわかりません。
作業前後見た目に変化は無く、壁を潰したりすることも無いので、一般の方が思われるような大規模の処理ではありません。 シロアリを完全駆除することは当然ですが、終わった後の見た目にも注意を払わねばなりません。