大阪府摂津市で撮影した太い蟻道とシロアリ駆除作業です。
ヤマトシロアリの蟻道幅は通常5mmから1cmほどで、内部は上下2車線です。 ここは3cmほどあり、6車線で(上り3匹、下り3匹)活発な活動をしています。
この様な場合、駆除処理が先送りになれば、手遅れになるほど被害が進行します。
シロアリの食べ方には広範囲を少しずつと、狭い範囲を集中して食害する二通りあります。 後者が今回のケースになりやすいです。
蟻道が太いという事は、巣が近いか、活動が活発であるかのどちらかです。 そして付近の材木が集中して食べられています。
どちらにせよ駆除処理を躊躇している時間はありません。 穿孔処理後、薬剤注入を行いますが、食害穴を伝って2m先から薬が出てくることもあります。
表面上被害が確認できなくても、内部が大きな被害になっている場合があります。
最後になりますが、ヤマトシロアリの駆除とは蟻道を的確に見つける。 又人からは見えない場所にも作りますので、生態を知り尽くし、想像力を最大限働かせて見逃さないかが大切です。