大阪府大阪狭山市に建つ旧家のシロアリ駆除です。
築年数は100年近く、大規模修復に伴い駆除作業を行いました。 今回は床下駆除写真ではなく、外面の写真です。
判りにくいですが左写真に、柱外面作られたシロアリ蟻道(白っぽいすじ)が写っています。 この柱の床下に蟻道が見つかり、この場所の被害が発見できました。
右は薬剤注入の為の穿孔処理写真です。
ヤマトシロアリの被害は、ほぼ100パーセント下から上に進行します。 柱の上部や梁に被害が及んでいる場合、シロアリが飛んできてそこに住み着いたのではありません。 必ずその下から侵入しているのです。 ましてその場所より上部が発生源であることはまずありません。
シロアリ駆除は床下で作業することが多いです。 シロアリ被害や蟻道を発見したら、そこから横方面だけでなく、縦方向(特に上部)に調査しながらの処理が大変重要です。
人が考えも付かない場所に侵入することも多々あります。 一点集中ではなく、広い視野で、先入観を持たずに現場を見ることが大切です。