京都府向日市のお宅での調査ですが、左写真の様に土台が黒ずんでいます。
調べてみると右写真の様に、腐れとシロアリによってポッカリ穴が開いています。
向こう側は風呂場で、長年の湿気によってこの被害を誘発しました。
この箇所は補強と防腐、駆除処理を行いました。
シロアリの被害は単独のものと腐れをともなったのと二種類があります。 比率は同じくらいだと思います。
前者は材木は腐って黒ずんでいないので、シロアリ食害はそれほど汚く見えません。 それどころか食べ跡はツルッとして案外綺麗です。
食べ方は芯が残っていて良かった 神戸市をご覧ください。
後者の場合、腐れ箇所はどす黒く、シロアリ被害の場所は木の色をしています。
ここを一般の方が見た場合、単に腐っているだけだと思われる方が多いです。 腐れよりシロアリの方が木材劣化スピードが断然早いです。
どちらが一方だけか、両方の被害なのかを正確に把握し、その調査結果に基づいて的確な対策を行うことが大切です。